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LinkStation:spec

Since : Sep.08.2003 15:24'44
LastModify : Sep.15.2003 04:36'19

スペック情報

HDD にワンボード Linux コントローラーが付いた構成。
CPU は 130 Bogo MIPS の PowerPC ワンチップコントローラ MPC8241 200MHz。
RAM は 64MB だけれども一部を RAM-DISK に使用。
HDD にシステムを持つタイプは 256MB のスワップパーティションを持っている。

MPC8241
http://www.mot.co.jp/SPS/html/ncsg/mpc8241/
スペックシート(PDF)
http://www.mot.co.jp/SPS/html/lit/pdf/mpc8241tsj-r1.pdf
PowerPC603e コアをつんでいるらしい。浮動小数点ユニットも載っている。

バージョンによる差異

LinkStation には USB端子が付いた Hシリーズと、USBが付いていない無印シリーズが存在します。無印シリーズにも HDD にシステムを置いていない旧バージョンと HDD の一部をシステムに使う新バージョンが存在しています。
旧バージョンの場合全システムがフラッシュにあって HDD を使っていないので HDD の換装は容易なのですが、Linux BOX としては弄りようがありません。よって旧バージョンは対象となりません。
旧バージョンでもファームウェアを 2.00 以上にあげることで HDD を切り直してシステムで使うようにするという話もあります。流石に未確認ですし、それを行うとフォーマットしないとならないのでデータが消えるらしいですよ。
また旧バージョンはファンが無茶苦茶うるさいということで大不評です。

H と無印の違い

H シリーズは最新で、USB端子に USB2.0 対応ハードディスクを接続するとそのディスクもネットワークストレージとしてマウントするというよだれ物の機能が備わっています。無印シリーズはそれがない代わりに現在はかなり安く売られています。無印は 120GB 2万5000円ほどですが、H は 120GB 3万5000円くらいで買えますね。
両者は値段の差異だけでなくシステム的にも大きく違っています。
H はフラッシュにカーネルがあってそこから起動しますが、init 等ほとんどの機能は HDD (/dev/hda1) にあってブート後は HDD 上のシステムで動いています。ネットワークストレージとして使われる share パーティションは /dev/hda3 で /mnt にマウントされています。ファイルシステムは ext3 です。
無印の Ver2.00 以降は基本フラッシュに全システムを持っており、ブート時 RAM ドライブにそれらを置いて起動します。ただ、ブート時、/dev/hda3(ext2) をちょっとだけマウントし、中にある hdlan_diffimg.tar.gz を展開して RAM ドライブに上書きします。つまりこれがシステムアップデートパッチなわけですね。

H か無印か

Linux BOX 化を目指すのならばファイル=即システムの H シリーズが問答無用におすすめです。無印でも同等のレベルまで持っていけますが一癖二癖あるので技術と手間は惜しまないがお金は惜しむという人はどうぞ。

その他面白そうなこと

H シリーズは USB端子に対応プリンターを接続してネットワークプリンターにしてしまうという機能があります。で、H シリーズの HDD を覗くと GhostScript の文字が見えます。
上手いことホゲれば対応プリンターを増やせるかも知れませんねえ。


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