Since Sep.01.2002
May.24.2003 - lmbbs 1.3.1 公開
LinuxZaurus の QtMail は IMAP に対応しているものの、
フォルダやメールが大量に存在していると処理しきれなくて落ちてしまいます。
普段 IMAP サーバーを利用している私としてはふがいない思いをしていたのですが、
実用になる IMAP メーラーを作成するなんて大それた事はできません。
そんなとき mongle の存在を知り「なんだこれでいいんじゃん」と思い、
Zaurus で動かしてみました。流石にシンプルで大したことはできませんが
出先でのちょっとした IMAP メーラーという役目は果たせると思います。
自前のサーバーが使える人は mobileimap を使った方が良いと思いますけど :-)
Linux Zaurus 上で YukiWiki を動かして楽しんでいらっしゃる、 がりぃさんの ページにてこんな一節を見つけまして。
「 この考え方で環境構築を進めて行けば、CGIを使ったグループウェアの様な環境で予定やアドレスを管理したり、アップローダーをインストールしてファイルのやりとりをしたり、Webメーラでメールをやりとりしたりもできちゃったりするのでしょうか。」それにょ!! アプロダにょ!!
ezdrive - 1.0.0
ezdrive_1.0.0_all.ipk (1.88kb)
普通のソースアーカイブ ezdrive-1.0.0.tar.gz (1.26kb)
lmbbs が動作している環境ならばパッケージをインストールするだけで完了します。
インストール先は /home/root/public_html/127.0.0.1/ezdrive/ ブラウザで見る
ときの URL としては http:/(zaurusのアドレス)/ezdrive/ になります。
青い枠の方でアップロードするとそのファイルは
/home/root/public_html/127.0.0.1/ezdrive/files/ に置かれます。
このディレクトリはページ下方の "Open File Directory" もしくは
http:/(zaurusのアドレス)/ezdrive/files/ でアクセスできますので実質の
双方向でファイルの受け渡しができます。
ピンク色の方でアップロードするとそのファイルは
/home/zaurus/Documents/Image_Files/ に置かれます。
画像をビューアで見るには丁度良いディレクトリかと思います。
またこれら転送先のディレクトリはそれぞれ drive.cgi, imagedrive.cgi 内部に
記述してありますのでそれらを編集することで自由な場所に転送ができるように
なります。(例えばSDCARDへの転送としてみたり)
なんでイメージだけ別になっているのかというと、UNIX系だと X のキャプチャ
して JPEG に変換してマルチパートにした後直接ポート叩いて
httpd に転送するようなスクリプトすぐ書けちゃいそうだよなあ。と思ったから。
別に UNIX系でなくてもそういうアプリを作れば済むだけのことだけど。
これ自体大したものではないけれども思ったより便利。
WEB-BBS システムは個人のちょこっとしたテキストメモとして非常に有効で
あると思う。いや、有効なんてもんじゃなくて最適、至高、まさに神!! とか
言うと言い過ぎだけど、メモ程度の規模には適していると思います。
ちょっとした URL をメモしておくのに Office ワープロソフトを立ち上げ
るのが苦かどうかによるのですが、私は苦痛に感じるタイプの人間です。
PDA の PIM 機能を否定するわけじゃないんですが、どうもゴミみたいな
文章をちょこっと書きためておくというのには適していない様な気がして
あまり好きじゃありません。
ある日増井氏の
WikiWiki clone に付いての記事を読んで、これだと思いました。
手軽に書きためて、書きためた情報はハイパーテキスト構造を持っている
そんな世界。そして氏が Palm 用に作成した "PalmWiki" を見ていいなー、
と思い続けていました。(私は Palm は持っていない)
Zaurus SL-A300 を入手し、konqueror-ja をインストールして遊んでいたものの
Web ブラウザは今のところ使い道の少なく寂しい思いをしていましたが、
各種 httpd も存在することを知りこれだ!!とばかりに lmbbs を動かす
策を練りました。元々 PC 用の富豪的プログラムになっていますから、
動作も遅くデータが増えるとどうなるかわかりませんが、一応 Wiki モドキ
付きのテキストデータベースシステムが構築できました。
B-TRON 登載の TiPo がハイパーテキストの世界に先んじていたという意見には
同意します。
(当時も魅力的に見えていたけど買えなかった)
Jan.12.2003
SL-C700 が発売され、私も入手したため SL-C700 上で最も使いやすくなる
様に色々と修正しました(縦横どっちでも使えるように入力フォームのサイズを
あわせたり)。また lmbbs 自身の WikiView を大幅に改良したため
その変更を反映させています。
Konqueror では入力フォームの TEXTAREA で一定サイズ以上の大きさにならない
という問題点があるようなので(KHTMLの都合か)使い勝手はよくないと思います。
SL-A300 の NetFront では何らかの CF カードを使ってネットワーク接続状態に
なっていないと「ネットに接続されていません」という旨の警告がでてアクセス
してくれない問題があります。また、入力フォームでの CSS に対応していない
ため SL-C700 上での動作とサイズ的な見た目が変わります。
SL-B500 では動作確認していないのですが、SL-C700 の NetFront と同じだと
思われますので不具合は少ないでしょう。
Jan.16.2003
Zaurus に boa を入れて WEB サーバーにするということは当然外部から丸見え
だということを忘れていたので加筆。
1.1.1 以前を使い続ける場合、boa.conf の Listen をコメントアウトし、
Listen 127.0.0.1とローカルアクセス限定にすることをお奨めします。
パッケージマネージャで lmbbs_1.*.0_all.ipk をアンインストール # cd /home/root/publilc_html # mkdir 127.0.0.1 # mv lmweb 127.0.0.1 パッケージマネージャで lmbbs_1.1.1_all.ipk をインストール boa.conf の VirtualHost を有効にする boa 再起動( # /etc/rc.d/init.rc/S45boa restart )
Jan.27.2003
Zaurus-ja projectの
ruby パッケージを使用して lmbbs を動作しようとすると表示はできるが
書き込みができないという問題があります。lmbbs だけでなく ruby CGI 全般に
わたる問題です。
原因と回避法についてはこちらをご覧ください。
Mar.02.2003
lmbbs のビューの一つとして簡易カレンダーを実装しました。(Ver1.2.0)
単純にカレンダーを表示するだけです。
カレンダーだけだとナニなので簡易スケジュール機能を付加しています。
スケジュールは日単位固定で一行だけの簡単なコメントしか付与できません。
スケジュールデータ自体は "CalenderData:(年)/(月)" という WikiName を持った
WikiPage として保存されます。大量一括登録や、修正・消去はその WikiPage を
直接編集する形で行えます。
May.24.2003
かねてより要望の多かった削除機能を追加。編集画面で記事の削除を指示する
ことができます。
実際にデータ上から消えるわけでなく見えなくなる様にするだけですので
削除してもデータ容量は減りません。また、シリアルナンバー依存ですので
記事ナンバーは飛んだ形になります。
この版から CVS へも登録。
細かいサポートは
Wiki の lmbbs for Zaurus
の方でやっていこうかと思う次第。
lmbbs - 1.3.1
lmbbs_1.3.1_all.ipk (27.2kb)
lmbbs - 1.2.0
lmbbs_1.2.0_all.ipk (24.7kb)
lmbbs - 1.1.1
lmbbs_1.1.1_all.ipk (22.4kb)
lmbbs - 1.1.0
lmbbs_1.1.0_all.ipk (22.4kb)
lmbbs - 1.0.0
lmbbs_1.0.0_all.ipk (21.1kb)
パッケージ(1.1.1 以降)をインストールすると /home/root/public_html/127.0.0.1/lmbbs/ に
展開されます。ソースコード内にベースパスがハードコーディングされて
いますのでここ以外に置こうとすると多くのソースを修正しないとなりません。
あらかじめ httpd からこのディレクトリが見えるように設定しておいてください。
掲示板のデータは /home/root/public_html/127.0.0.1/lmbbs/bbsdat/ にストアされます。
DocumentRoot /home/root/public_html/cgi と書かれた AddType の行をコメントアウトして有効にしてください。 また、.cgi だけでなく .rhtml も CGI ファイル扱いにしておいてください。
AddType application/x-httpd-cgi cgi AddType application/x-httpd-cgi rhtmlVirtualHost の行をコメントアウトして VirtualHost 設定を有効にしてください。
# cd /home/root/public_html/ # ln -s 127.0.0.1 192.168.0.102などとシンボリックリンクを張ることで PC からも Zaurus の lmbbs にアクセス 出来るようにしています。もちろん 192.168.0.* はローカルIP ですので Air-H" などでインターネットアクセス中でもこのアドレスにアクセスすることは実質無理 なわけです。
またインストール後 /home/root/public_html/127.0.0.1/lmbbs/bbsdat/ に root での 書き込み権限が無いようでしたらご面倒ですが手作業で設定してみてください。
ruby, eruby が必要です。
当ページ内にある ruby, eruby のパッケージがインストールされている
という仮定でパスを指定してあります
# ln -s /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtimeなどとやって TimeZone を設定しておかないと書き込み日時が正しく記録 されません。(ネタ元 2ちゃんねる)
後は適当な WEB ブラウザでご利用ください。
マニュアルがない(苦笑)
不完全ではありますが、元の
lmbbs のマニュアルをご参照ください。
[追記]
なお、パッケージを build した手順は
日記内の N0.000072にメモしてあります。
Ruby - 1.6.7
ruby_1.6.7_arm.ipk (588kb)
Ruby - 1.6.7 develop package (普通不要)
ruby-dev_1.6.7_arm.ipk (372kb)
ERuby - 0.9.8
eruby_0.9.8_arm.ipk (275kb)
May.24.2003 lmbbs-zaurus 1.3.1 リリース、削除機能搭載
Apr.12.2003 mongle_r リリース
Mar.02.2003 lmbbs-zaurus 1.2.0 リリース、簡易カレンダー搭載
Feb.01.2003 ezdrive 1.0.0 リリース
Jan.27.2003 SL-A300 上での問題について、纏め。
Jan.25.2003 SL-A300 上での問題について。
Jan.16.2003 lmbbs-zaurus 1.1.1 として新版リリース、インストール方法加筆
Jan.12.2003 lmbbs-zaurus 1.1.0 として新版リリース
Nov.13.2002 ruby の build 手順メモが日記の奥に埋もれたのでリンクを張る
Sep.07.2002 lmbbs の zaurus custmize 版を置く
Sep.01.2002 ruby, eruby のパッケージを置く