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No.000580 | - Wiki Edit - |
Date : | Jan.06.2006 21:45'38 |
Topic : | GP2Xdev:HardAbstruct |
No.000573 | GP2Xdev:HardAbstruct |
Date : | Jan.06.2006 20:45'35 |
Edit history : |
Jan.07.2006 06:45'38 |
GP2Xdev:TOP *ハードウェア概要 スペックシート等を斜め読みして得たおおまかな GP2X に対する知識 **チップ概要 gp2x に使われているプロセッサは MAGICEYES の MMSP2 こと MP2520F。 gp2x が ARM のデュアル CPU とされているのは、このチップの中に 2つの ARM プロセッサを持っているから。ARM を 2個積んでアプリケーションプロセッサとメディアプロセッサとする構成は、世界で最も成功したメディアチップである PortalPlayer のそれ(iPod のチップ)に習ったのかもしれない。 MP2520F はオールラウンドなワンチップで、プロセッサ、(簡単な)グラフィックアクセラレータ、MPEGエンコード/デコードエンジン、ビデオプロセッサ、ビデオポストプロセッサ(動画のフィルタ等)、LCDドライバ、ストレージコントローラ、各種I/Oなどなんでもこの中におさまっている。 というのも、この MP2520F は最近流行のポータブルメディアデバイスを作るためのチップなのである。 このチップに LCD とハードディスクを付ければ、HDD ビデオプレイヤーの出来上がり。DVD ドライブを付ければ DVD プレイヤーの出来上がり。といった具合。 なので、メディア系リファレンスが存在しているはずなので gp2x が容易に各種メディアプレイヤーとなり得ているのも頷ける。 汎用チップなのでそんなに高額にならずにこれだけの機能を納められているのだろう。 ただし、そういった素性のチップなので「ゲーム機」としてデザインされたものではない。ポータブルメディアチップにボタンを付けてゲームも遊べるようにしましたといった風情である。 このへんデータシートやリファレンスコード、開発キットがいくらでも手にはいるのでそれを眺めて楽しむ事ができる。 http://www.mesdigital.com/english/Products/product_mmsp2.asp **ソフトウェア開発に関わる部分 2Dアクセラレーションがあるにはあるけど、WinCE GDI と Direct2D とかで大した機能は無し。まあ、このへん(特定の) PDA を狙って実装されている向きがあるのだけれども。 Direct2D と書いてあるけれども、アルファブレンディングが無いので超しょんぼり。単なる矩形転送やマスク付き矩形転送が CPU パワー無しで行えるといった程度。 実際 SDK である SDL ではあまり使われていなさそうだったし。 でも、逆にこのチップで PDA を作ったら結構楽しそうではある。全体としてはそれなりにパワーがあると思うし。 本体のボタンと方向キーは GPIO 経由で読み込み。方向キーもボタンとして扱われ、合計 19個のボタンとして取得する。 方向キーが斜め方向も含め 8個キーを持っているので、16方向の検出が可能というのはちょっと面白いぞ。ゲームインターフェースとしては異質かも。 メモリは 64MB 載っているけれどもソフトで使えるのは半分の 32MB だそうで。 後の 32MB は主にフレームバッファとムービー再生の際に大量に使うバッファ。 64MB だから PSP より多いかと思ったけれども、結局同じくらいなのね。 http://wiki.gp2x.org/wiki/Development_FAQ#Memory_Layout メモリマップを見ると微妙に空いているところがあるので技を駆使して使うことも可能か。 色々危険だけれども。ああ、でもそのへんにテクスチャーを置いておきたい。 サウンドは AC97 互換(ただしモデムは除く)とか書いてあって、そのへん詳しくないのだけれども、DMA 5ch まで使用可能とあるから最大 5ストリームはいけるのだろうか。 |
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